不動産市場 2014 1 19

書名 年収が低いならマンションは増税後に買いなさい
著者 五十嵐 明彦  ディスカヴァー・トゥエンティワン

 最初に、誤訳がないように、
ここで言う「マンション」とは、コンドミニアムのことで、
「邸宅」という意味ではありません。
 この本は、2013年12月30日に出版されました。
マンションは、増税後に買った方が、お得かもしれません。
 売る方の立場からすると、
増税後に店をたたむならばともかく、
増税後も商売を続けるわけですから、
マンションが売れなくなると困るわけなので、
増税後は、値引きや、特典をつけるなど、対策を練るわけです。
 政府としても、増税後に、
不動産不況になっては困るので、
税制で特典をつけるなど努力をするわけです。
 そもそも、消費税は、土地の代金にはかかりません。
当然、マンションの価格には、土地の値段も含まれています。
 たとえば、5,000万円のマンションがあったとすると、
建物の価格が2,500万円で、土地の価格が2,500万円だとすると、
思っていたよりも、増税の影響は少ないでしょう。
 「迷っているうちに、買いそびれてしまった。
増税前に買いたかった。悔しい」と思っている人がいるかもしれません。
 しかし、現実は、増税後にマンションを買った方が、
お得なことが、たくさん、あります。
それが、この本に書いてあります。
 そもそも、不動産というものは、焦って買うものではありません。
じっくりと物件を見てから買いましょう。
 たとえば、現地を見に行って、気に入ってしまっても、
その時点で、契約しないで、
早朝に現地を見る、あるいは夜に現地を見るなど、
時間を変えると、不動産は全く別の姿を見せることがあります。
 節約は、大きな買い物で節約しましょう。
食品や食事代で節約しても、高が知れています。
マイホームを買う時に、安く買うことができたら、大きな節約となります。
 実は、平成9年に消費税が3%から5%になった時に、
マンションの販売価格は、下がりました。
増税で、マンションが売れなくなったからです。
 もちろん、今回は、増税後も、好景気が続いて、
マンションの価格が下がらなかったという展開も、可能性としてはあります。
 そのほかに、外国人投資家が、東京の不動産に関心を持っているので、
平成9年のような展開にならない可能性があります。




























































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